文化財めぐり1

公開日 2018年01月04日

更新日 2018年07月09日

文化財めぐり 1 2 3 文化財マップ[PDF:2MB]

【唐仁古墳群】 観光マップ
(とうじんこふんぐん)

 唐仁古墳群は,古墳時代中期初頭から中期後葉頃にかけて,1号墳(唐仁大塚古墳)の築造を契機として,造営が始まった鹿児島県内最大の古墳群であり,この時期の大隅半島を中心とする九州南部の社会的・政治的情勢や盟主的首長とその変遷など,当地域と大和王権との関係を考える上で重要な古墳群である。その価値から,昭和9年1月22日には国史跡として132基が指定を受けている。
 平成19・20年の調査から,19号墳において墳丘の周囲に外周の直径約20mに復元できる周溝が検出され,唐仁古墳群の大多数を占める小規模円墳には,周溝を有する古墳が存在することが確認された。さらに,19号墳の墳丘南西側の周溝底部からは,高坏7点と椀5点が出土し,付近から赤色顔料も検出されていることから供献品・祭祀関連遺物の可能性が想定され,唐仁古墳群における小規模円墳のあり方を示す事例として重要な調査成果となった。
 これまでの現地踏査・測量調査・確認調査の結果,前方後円墳3基,円墳119基の所在を確認し,平成29年10月時点で,唐仁古墳群には130基の古墳が所在することになる。残りの8基については所在等を調査中である。

唐仁古墳群16号墳と周辺古墳

16号墳(中央)と100号墳(手前)と周辺古墳

 

唐仁古墳群 1号墳上空写真

1号墳(唐仁大塚古墳)航空写真

役所塚

100号墳(役所塚)

 

 

【新川西の田之神(下伊倉の田之神)】 観光マップ
しんかわにしのたのかみ(しもいくらのたのかみ)

新川西の田之神 わが町には現在12体の田の神が確認されているが、その代表的な田の神がこれである。下伊倉集落中央部をとおる高山町野崎へ向かう道路に面し、2つの俵の上に東向きに立っている。  高さ96.5cm、口は八の字、眼は細く眠るような顔立ちで、袖長の長衣をひもで結び前に長く垂らしている。シキは背後に長くかぶり、右手にめしげ、左手に宝珠を持ち、ヒョウタンと木の葉状のものを前腹部にぶら下げている。
 大隅型僧侶型の複雑な形態を持つ田の神の代表的なものである。

【熊野神社の宝筺印塔】 観光マップ
(くまのじんじゃのほうきょういんとう)

熊野神社の宝筺印塔 向かって左側男性の塔の高さは3.06m、右側女性の塔は2.12m。両石塔はまれにみる古い形式で、明らかに鎌倉前期のものであり、頂部には宝珠をのせ上部請花の構成と笠石上部の蓮弁刻出が肝付氏を表し、時代的背景から肝付2代兼経夫妻の宝篋印塔であると言われている。

【専念寺の仁王像】 観光マップ
(せんねんじのにおうぞう)

専念寺の仁王像 この仁王像は、貞享5年(1688年)今から290年前に十世の住職が建てたもので、明治2年の廃仏毀釈にも難を免れた当地で最も古いものである。
 右側金剛像は高さ2.1m、左側力士像は2.14mである。

【唐仁墓地入口の六地蔵像】
(とうじんぼちいりぐちのろくじぞうぞう)

唐仁墓地入口の六地蔵像 唐仁墓地北側にあり、基壇の高さ12cm、幅78cm、基礎石の高さ48cm、幅51.5cm、龕部の高さ31.5cm、8.5cmの地藏の立像が刻まれている。

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