町長あいさつ

公開日 2020年10月01日

更新日 2020年10月06日

         

 この度は東串良町のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 私たちの町、東串良町は鹿児島県の大隅半島の中央部に位置しています。面積27.78㎢で、白砂青松の柏原海岸、実り豊かな田園や自然が広がる土地柄です。

 私も町長就任2期目で、町政の舵取りをさせていただいておりますが、これまで様々な分野におきまして町民の皆様にはあたたかいご理解とご協力をいただき、心からお礼を申し上げます。

 ここに、東串良町の輝かしい未来と躍進を念じつつ、残任期間を全身全霊で全うしようと思います。

 町民の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の広がりを受け、不安な日々をお過ごしのことと思います。町としましても、これからも、県と連携しながら町民の安全・安心のために必要な措置を講じて参りますので町民の皆様には、新型コロナウイルス感染拡大防止に何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

 さて、昨年を振り返りますと、元号が令和へと改まり、新しく天皇陛下も即位され、慶祝ムードに包まれた1年でしたが、反面、台風による風水害が全国で猛威を奮い、甚大な被害をもたらしました。本庁におきましては、6月から7月にかけて大雨による串良川の反乱危険水域に達したことに端を発し、近年になかった避難指示を発令いたしました。幸いにも、人的、物的被害も発生せず胸をなでおろし、改めて日々の備えの重要性を肝に銘じたところです。

 町長就任以来、私の目指すまちづくりは、「笑顔あふれるまちづくり」をスローガンに掲げているとおり、町民の皆様のしあわせのために、◆こどもに夢を!、◆若者にロマンを!、◆お年寄りに愛を!の3点を重点に推進してまいりました。

 また、基幹産業であります農林水産業を担うこれまでの役場担当課を、住民の皆さんや関係機関等にわかりやすく再編しました。ほ場整備や農地集積、農業振興地域等窓口が一元化され、住民の皆様には相談や申請がスムーズに行えることとなりました。さらに、専門性の高い業務に対応するため、専門資格者や指導員を積極的に採用し、それぞれの担当部署に配置いたしました。

 医療費などの急増が懸念される2025年問題を控え、福祉施策につきましては、これまでの諸施策に加え、高齢者の予防接種助成延長、人間ドック助成金の増額や管理栄養士も関わった糖尿病予防事業など住民の皆さんの健康増進を図る施策を実施したところでございます。

 一方、柏原地区の活性化策のひとつとして、人口増加につながる事業をと、柏原地区に初めて「定住化促進住宅整備事業」を導入し竣工しました。本年度に、2区画ですが柏原地区への移住促進が図られたところです。同時に、柏原海岸沿いの松林内を昔の松林に戻そうと雑木の除伐・抜根作業も実施し、景観対策や鳥獣被害対策にも効果があるのではと思っております。こうした地道な作業で松林が整備されれば枯れ松葉を使った様々な利活用も図られるのではと期待しております。併せて、円山公園内相撲場周辺の芝張も完成し、訪れた方々の憩いの場として楽しんでもらえたらありがたいと思っております。

 教育関係におきましては、昨年、池之原・柏原両小学校にエアコン設置を完了し、中学校ともどもすべて設置され、児童生徒の学習環境が整ったところであります。

 防災道路の拡充につきましても、長年要望のあった池之原安留線(溜水地区)の改良舗装工事が、昨年度末に竣工いたしました。

 まだまだ、あらゆる分野にわたって施策や事業を展開してまいりましたが、住民のすべての皆様の期待に応えられるよう、東串良町をこれまで以上に飛躍させたいという思いに変わりはございません。そうした中で、本町の最大の課題である人口減少をいかに食い止めるか、日々頭を悩ましております。その解決策として、地域おこし協力隊の積極的な活動を通じて、町外からの移住を進める定住促進対策をはじめ、漁業商業後継者や新規就農研修者を受け入れるシェアハウスの整備等受け入れ態勢に万全を期したところです。

 東串良町のように小規模自治体ではできないことがあります。しかし、小規模自治体は、そのできないこと以外の大部分かつ重要な業務を日常的に行っています。国は、こうした小規模自治体の実績に評価を与え、小さな町だからこそできることを再認識すべきではと思うところです。

 このようなことから、私は「笑顔あふれるまちづくり」を推進していくために、実効性のある効果的な施策を着実に実施したいと思います。今年は、東串良町にとって将来の進むべき方向性を決めていく大変重要な年であると認識しておりますので、全力を挙げて町政運営に邁進してまいります。

この記事に関するお問い合わせ

総務課
TEL:0994-63-3131
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